トロンとは何か?①

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水素の森nature の“ラジウムトロン”手足浴

今回はこの“トロン”とは何か?について少し掘り下げてみたいと思います。

【原子の話】

この世の中にあるあらゆる物質は原子からできています。

かつては物質の最小単位は原子と考えられてきましたが、

今日では原子を構成している

さらに小さな粒子があることがわかっています。

ちなみに原子は電子と原子核から構成されており、

原子核は陽子と中性子から構成されています。

さらに、従来は原子は不変であると

考えられていましたが、

この陽子と中性子の数のバランスによって、

一部の原子は不安定であるため、

時間の経過とともに自ら原子の攻勢を変えて、

ほかの原子へと変化し安定を図ろうとします。

この現象を「壊変」といいます。

基本的に不安定な状態の原子が

安定化しようとするプロセスで放射線を出しますが、

逆に言うと不安定な原子は放射線を出すことによって

安定した状態の原子に変わるわけです。

この不安定な原子が一定量あったとしても、

時間とともに壊変し量的にも減少していきます。

最初の状態の不安定な原子の量が

半分の量に変化するまでの時間を

「半減期」とよびますが、

これは原子によって一定であることがわかっています。

多くの方は「ラドン温泉」などで「ラドン」という

言葉を聞いたことがあると思います。

温泉は、その泉質から「食塩泉」「硫黄泉」「重曹」

「放射能泉」に分けられますが、

「トロン」は「ラドン」と同じ「放射能泉」

分類されます。

地球上には放射線を放出している鉱物があります。

その代表がウラン系列やトリウム系列の鉱物です。

これらに含まれるウランやトリウムという元素は、

ともにラジウムという元素に壊変し、

さらにラジウムはラドンに壊変します。

ウランから壊変したラドントリウムから壊変して

できたラドンを区別するために、

トリウムからできた「ラドン」「トロン」

よんでいます。

次回へ続く・・・

引用:山本幸司著『末期がんでもまず10年 元気で共存できる条件』より